高校の時のドラマ
最近過去の事が多いんだけど、最近出してきて、しまうのが面倒くさくなって出しっぱになってる昔の日記を何となく手にとってパラパラめくることがあるからなんですよね。
それで、高校一年生?の時にやってたドラマで
「輝く時○中で」というのがあった。
何となく(石田さんが出てるからか)「あす○ろ白書」みたいなイメージに近い作品なんだけど、当時医療ものってあまり無かったんですよね。僕の中では。
おそらく僕が見た医療ものはこれが始めてだったんじゃないでしょうか。
で、当時中居くんがドラマに出るよってことで結構話題になったんですよね。
今ほど彼を嫌ってなかった、いや、あの頃はむしろ好意的でさえあったと思う。
「味いち○んめ」に出てたときは演技の印象がないんですよね、最後までちゃんとみるのめんどっちくなってしまって見なくなってもたし。おもしろくなかったし。
主題歌はよく憶えてますよ。大黒さんの「ラ○ラ」ですよね。今になって歌詞が身にしみるほどによく分かります。当時はどうだったんだろ。
それはさておき「輝く時○中で」
ですが、クリクラシップ(臨床実習課程ポリクラともいうみたい)で同じ病院を回っている5人の医学生の話だった…と思う。6年生だった彼らはこの実習が最後の課題となっていた。
5人のうち、主人公は石田さんがやってて、情熱家でやさしく、医者の仕事に理想を抱いている女性。厳しい先生に現実を突きつけられる。先生とは何か昔知り合いだった?おじさんか何か縁がある感じだったと思うけど…確か名前は藤谷だったと思う。
中居くんの役は努力家で、でも自分自身の頭に限界を感じて勉強により集中できない状態にあった。樋口さんだったと思います。
保坂さんがやっていた役は実習中の病院の委員長の息子でエリート君。最初はめっちゃ鼻につく感じの奴ですが後々とてもいいやつになります。澤田さん
篠原さんがやってたのは美人で成績優秀の女性の役、割とたんたんとこなす人、でも努力して頑張っている樋口を見て、彼こそは本当に医者になるべき存在だと思っている。
井森さんがやってたのは?どんな人やったかな?割と道徳の行き届いた人で流れのままに生きている感じの人だったと思うんだけど、印象に残ってない。井森さんやったって事は憶えてるんだけど…たしか、産婦人科医を目指す出来事が途中であったような…
そして、その5人がクリクラシップで、めっちゃ厳しいと有名な先生のところに(あえて)、みんな違う動機で集まったのでした。
主題歌は「君○いたから」です今は懐かしいFILD ○F VIEWのデビューシングルですね。迷い無く買いにいった事を今でも憶えています。
爽快感のある浅岡さんの声と透明感のあるサウンド。まっさらな、希望に満ちた未来を感じさせる歌詞に、僕は心ときめかせました。瞬間的にはまってしまいました。ドラマよりも主題歌の方が好きになったパターンです。
で、ドラマですが、話が進行していく途中で、「何で先生はあんなにすごい手術の経験があるのに第一線から退いてしまったのか」というのが一つの問題で出てきます。
あるとき、病院に先生を頼って転院してきた患者さんがいました。
その患者は先生が主治医をしていたが、手術は別の人にしてもらうことになっていた。
患者さんは先生の腕を頼ってきていたが、先生は頑なに拒否していた、最終的に手術室に入って自分が指導することを条件に、患者を説得していた。
結果、手術は失敗してしまっていた。5人は居たたまれなくなって先生を問い詰めるというシーンがあったが、先生は頑として口を割らなかった。
そして、もう一つの問題が発生した。
樋口さんはみんなとは違い、アルバイトをして大学と生計を立てていた。でも、落第寸前で、短い時間で脳みそに詰め込むことに限界を感じてきていた樋口さんは、病院の薬剤室から覚醒剤を盗み出して夜も寝ないで勉強する事にしたのでした。
しばらくしてその事が他の4人に発覚。見ていて
「もっとうまくやれよ…」
とその時は思ったけど、それよりも。
努力して努力して努力して…それでも成績が下がっていく樋口に半ば同情している自分がいてめっちゃ驚きました。
当時右と言えば右、左と言えば左の堅物人間だった僕が…
(今では違ってしまってるけど、この事は結構影響になった。)
他の4人は事実を知る前は樋口さんの頑張りを知っていたので、成績が上がった事に対して本当に樋口さんを誇りに思っている様子だった。
そして覚醒剤の事は先生も知ることになった。
でも、あの厳しい先生の出した結論は
「お前達5人で判断しろ」だった。
黙認?自分の教え子からそんな存在を出したくなかった?
と言うわけではない。覚醒剤を使おうが使わまいが結果は勉強しなければついてこない。それに樋口の頑張りを知っていたからだった。
甘いと言えば甘いですが。
そして、先生が第一線を退いた理由ですが。
医師団として海外協力でオペをしに行った先生は、ある時、重症になったそうです、その時輸血に使われた血液は、充分に検査されておらず、HIVウィルスの感染者となってしまったからだった。
HIVは感染したからといって、すぐにエイズ(後天性免疫不全)になる訳ではない、発病自体は何ヶ月も後である。
多く、薬によって抑えることができる、場合によっては発病せずに一生を終える事さえできる。
しかし、手術となると違う。
誤って自分の手を傷つけてしまう事もある、傷つけられてしまう事もある。血液感染は99%以上の確率で感染するのです。
先生は第二、第三の自分を自らの手で作り出したくなかったのだった。特に医者としてそれは絶対にできないプライドだった。
そして、5人は医師国家試験に合格して、卒業試験も合格した。
卒業考査の間、樋口が覚醒剤を使用しているという噂が大学内で広まってしまっていた。
既に使用はしていなかったが、樋口さんに心無い中傷をする学生に澤田さんは不快感を覚えていた。
「証拠なんてないんだ、気にするな、俺達はお前の事を認めてるんだ」と励ます。
しかし、樋口さんは医者になる事を止め、退学する事に決めていた。
ってところで僕の撮ったビデオが調子悪くなってしまっていて、最後どうなったのかよく分かりません。しかもDVDも無いし。ビデオもレンタルショップには置いてない。
当時、友人に聞いたら、先生は手術を受けたと言っていたし、樋口さんは大学を辞めて学校の先生になるためにまた勉強をしなおしているとか。
そう言う事を聞いたんですが、どうしたもんか…
日記を見ていて、この続きがわからないことにとても悔しがっている自分がいました。
5人は先生から何か一言ずつ言葉をもらっていたような気がしますが(確か記憶ではその場に樋口は既にいなかったがいるものとして話していたはず)
主人公の藤谷は胸を張って卒業するんだと思われた。
まあ、ここまで分かったらそれでいいけど、樋口はどうなってしまうんだろうね。
僕だったらどうするかな?恐らくは
自分が、本当に困っていたとは言え覚醒剤に手を出してしまったという葛藤に耐えられなかったと思う。
樋口さんと同じように大学を辞めてしまったと思う。
医科大学は6年だから卒業は24歳、そこから2年間は研修だから医師として活躍する事には最短で26歳。
当時樋口が何歳だったか忘れてしまったが、あと一年、休学なり何なりできなかったのか?それとも他の4人と一緒が良かったのか。
プライドだったのか。
他の選択肢が無かったのか。おそらくはこれだろうが。
物語の後半ではかなり樋口さんは追い込まれてしまっていました。部屋も追い出される寸前ぐらいの勢いだったと思います。
恐らくは落第=退学だったんでしょうね。
経験者としてよく分かります、その心境はね。(僕はちゃんと卒業したけど…)学生時代苦労した経験から、落第=退学は本当に自分の背中にあります。
立ち止まれば退学という文字に飲み込まれてしまいそうになります。
だからその一年は振り返らずにただひたすら前を向いて走りつづけるだけなんです。息つく暇も無く。
春に咲く桜の色を見てもピンク色に見えないんですその年は、灰色にしか見えないんですよ。
マジで。
多分自分の脳が、そういったものを楽しんだり、情緒的なものを感じたりするのを切り離した状態にあったんだと思います。
感覚不全や色弱ではないはず。
次の年には普通の何倍も綺麗に見えましたから。
それはさておき、結論の分からないドラマでしたが、当時のそのドラマにすごく感情移入していたなと思いました。
結構その当時はおもしろいドラマが多かった…?ような気がします。
「若者○すべて」とか「ロ○バケ」とか「ラブ○ェネ」とか「私○運命」とか「フォ○ユー」とか「一つ屋根○下」とか、「星○金貨」とか。
最近はどうかな?
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