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2010年3月 8日 (月)

関西のガス会社

のコマーシャルでお父さんが娘に昔話をしている風なシーンがあって、

「むかーし昔…」

「…ねえ明日の話をして。」

っていうのがあるんですが。そんな簡単な会話ですが、僕の中ではズギャーンときました。

何て言ったらいいんでしょうか、そうですね、女の子には未来がいっぱいつまっていて…

明日が来るのが待ち遠しい時期に差し掛かっているのでは?

とか

逆に、いろいろ知り始めている途中で、明日が来るのが怖くなっているのかも

とか

単純に明日いいことがあるだけなのかもとか

どういう設定なのかは分からないですが、もし自分の娘にそんな事を言われたらかわいさのあまりギュッとしたくなると思います。

娘もいないし、嫁さんもいないですが、でも、何度も書いていますが、ホント最近は子供を見るとかわいくてかわいくて。

もともと子供好きだったけど、本当に、小さい子がテレビとかで頑張ってると

「ああ!あんなに小さいのに頑張ってる!!」ってなって何か涙が出てきます。

これって少しおかしいですよね?

テレビのコマーシャルでもそういうの見ると、一生懸命やってる姿に何か心をつかまれる気分になります。

うまいかどうかはすっ飛ばしてそう感じてしまいます。

恐らく、こんな気持ちで子役の活躍を見ている人は少なくないのではないかなと思います。

僕よりも上の年齢の人は上になればなるほどそう感じるのではないでしょうか。

いいなぁ。

僕も子供ほしいな…

でもな、こんな、今の生活をしてたら絶対子供をしっかり育てる事なんてできないと思う。

どうしてもお嫁さんに多くを頼らざるを得なくなる。

そんでもって、いい子に育ててあげる自信もない。

少なくとも僕は両親から愛情をしっかり受けた訳ではないので、どれほどのものを自身の子供に注ぐ事が出来るのか、不安でたまらない。

でも、そんな気持ちとは裏腹に、自分の子供が欲しい、自分の愛する妻とともに、家庭を築いていきたい。

子供の成長の事で悩みたい、家族みんなで乗り越えたい、絆を作りたい。

家族の柱になりたい。

でもなー…

そこまで行くのには結構今からは大変かもしれないな…

もう30歳やしな。

以前まであった焦燥感とかはどこかに飛んで行ってしまったみたいで、余裕が無いのかもしれないですが、もう頑張ろうという気持ちもかなり遠いところに行ってしまっています。

せっかく…

いやいや、頑張ろうと思う気がなかなか起きなくなってしまった。

どう頑張ったらいいかも分からないし、僕が求めているのが見た目じゃないから余計に難しいのかもしれないです。

前の仕事場でもそう言われましたしね。

「○○さんの理想って見た目を気にする人の方が出あう確率は高いですよね。」

理想が高いというのはそういう事なのかもしれない。

見た目じゃないんです。

それに偉い人じゃなくてもいいんです。古風な女性で賢い人がいいだけなんです。

だからって男尊女卑とかいう訳じゃ全くないです。

尊重してあげたいし、相手を受け入れない訳でもないですが。

「賢い」っていう部分が難しいみたいです。

本が好きとかそういうことではありません。政略的であったり、打算的であったりという意味でも全くないです。

単純に「難しい事は考えないでおく人」、「臆病な人」恐怖は頭の回転を良くします。いかに危険を回避するか。そういう事に気が回る人がいいです。安心できます。

ああ、「モンスターペアレンツ」とかいううぬぼれの強い人は問題外ですね。ある程度は仕方ないにしても…

そして「僕を頼ってくれる人」これは別にいいんですが、できれば頼って欲しいですね。

僕こそ古風なのですが、男として生まれたからには頼られる存在でいたい。応えられるかどうかは別として、そう思います。

↑見た目は頼りがいありそうには見えますが…

いかんせんプライベートでは天然ボケなものでね…ネジが一本か二本とれてますから…

という話にいつのまにかなってますが、今日話したかったのは、そういう事では無くて、

子供には未来と希望が詰まってて、最近は特にそれがまぶしく見える。

お客さんでやってきた子供が駄菓子の近くで選んでる。

そんな姿をみて微笑みが勝手に出てしまう。

この子にはどんな未来がまっているんだろうか。夢がかなうんだろうか、楽しい未来だろうか。自分の思うように生きられているだろうか。

そんな自分の息子に向けるべき思いをどこの誰かもわからない人の子供に向けてしまう。

この子たちがしっかりと生きていくためには、僕たちがいい社会を作らなくてはいけない。そしてこの子たちが作る未来に生きる子供たちは、この子たちをしっかり育てる僕たちの責任でもある。

そうやって命のバトンを繋いでいくんだと思う。

本当は自分の子供に向けるべき気持ちを、自分にはいないので他の子に向けてしまう。そして他の子に自分の思いを、気持ちだけ乗せている。

最近はいなくなってしまったけど、「近所の口うるさいじいさん」はそんな思いで子供たちを見ていたんだと思います。

自分たちの子供を育て上げてなお、未来ある子供へなお教育をしようとするとは何たるバイタリティだろうか。

すごいな。

そんな人たちとは足元にも及ばない事ですが、いい世の中にしたい気持ちはあります、結局、自分には子供はいないし、これからも怪しいものですが…

だから未来を創るという人生のリレーには加わる事はできないのかもしれないですが、

「子供は大人の移し鏡」と言いますからね、悪い大人にならないように、むしろ、模範となるよそのおっちゃんとして生活したいと思います。

よい未来を創るために僕が出来る事と言えば自分が清く正しく生きる事しかできないとは何とも無力ですが、それしかできないのであれば仕方がないですよね。

生真面目に生きるというのとはまた違う事だと思いますが。

テレビで見る遼君のような子供たちがいっぱい出てくるような社会がいいですね。

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