なんだよ…
というのは、珍しく、アマゾンの他人の評価を見ながら買ったマンガ、「ハンター×ハンター」を読んで思った事でした。
もうアマゾンの評価レビューではべた褒め!
「こんなに面白いマンガであれば何ヶ月でも待ってもいい!」とか、「何とも密度の濃い作品でマンガの領域を超えています。」とか。「こんなに面白い内容であれば、考えるのに時間がかかるのは当然だと思います。作者は天才だと思います。」
とかとか、もう星四つとか五つとかがいっぱい!
全く知らないマンガじゃなくて、大学生ぐらいまでジャンプを購読していたので、少しは知っているのですが、何か連載なのに、無かったり休載したりして…
『面白そうな内容だったけど、こんなに進まないんじゃ読むのがしんどいな』
と思って読むのを止めていました。
つまりは、10年ぶりぐらいに読んだのですよ、続きを。
その評価レビューをあてにして。
はっきり言って、評価はよく書きすぎです。ファンタジーの世界なので、言っちゃあなんでもありなのですよ。
正直、読んでいて、ひりつくような緊張感はありませんでした。
絵は、10年前連載していた時よりも、もちろん単行本の方がきれいですが…
「ま、こうなるわな…」
というのが僕の感想でした。
だから、つまりは面白く無いことはないのです。十分に面白いと思うのですが「天才」とか?「何ヶ月も待ちます!」って程の内容かな?
今やってる内容?数年前から進んでないですね。
どっかの星からやってきた女王蟻が、人間を食べて兵隊を生んだ。その兵隊は言葉を話し、女王のために人を狩って集めてくる。その中でハンター登録されている人も捕まり、いずれ、蟻兵士たちの中にオーラが使えるものも出てくる。
普通でさえ強い蟻がオーラを覚えて人を狩る。女王蟻のために。
そして女王蟻は王を出産する。というより待ちかねた子供が女王蟻の腹を突き破って誕生する。
そして政権は王へ移る。生まれながらの王は環境により、蟻たちの王へ、そして人類は蟻によってその生命を脅かされる。
それをよく思わない人類政府からはハンター機関に依頼。時を同じくして、人類の選定を行い始めた蟻たち。
その間暇なので王は余興として、テーブルゲームのマスターと対決をして、マスターを超えては殺し、次のゲームへ、と時間を使っていった。
そんな中、ある軍儀のマスターとして、一人の目の見えない少女がやってくる。
王はこれまでの調子で少女と対戦していく。が勝てない。それでも時間の問題と思っていたがそれでも勝てない。
少女は王との対戦の中、王よりもすごい早さで強くなっていた。
それは、こと軍儀において、王は自分よりも上のものがいる。と認識するのに十分な力量だった。
そしてこの少女の純粋なまでの軍儀に対する姿勢と、自分とは全く逆の考え方を持つ少女の心に、惹かれつつあった。
そんな折、ハンター機関の最高責任者である会長が王の城に攻め入ってくる。
その時の一撃を受け、その少女は瀕死の重傷を負う。王はやさしく少女を抱き、部下にこの少女を治療するように命じる。
一方、主人公はハンター機関の一員として、先輩ハンターを人間に戻すべく城に攻め入る。
王はハンターの会長とともに別の場所に移る。
主人公が王の間にたどり着いた頃には先輩ハンターを人間でなくしてしまった蟻が少女を治療中だった。
王の命を受けた蟻は少女を治療する時間が欲しいと言った。主人公は多くの命を自分勝手に奪っておいて、大切な人だからと言って俺たちに待てというのか?そんなの勝手すぎるだろ!」と押さえられない感情を露わにする。
「お前ら、どれだけずるいんだ!」という一言に全部つまっている。
攻め入った方が人間の少女に重傷を負わせ、蟻である王サイドが少女を治療する。利害が飛び交う中、各所では戦闘が始まっている…
僕が買った27巻ではここまで。
ちょっと評価が高すぎるような気がします。
面白いよ、面白いけどこの内容で何ヶ月も待てるとか、天才とか、そりゃヒットしてるんだから、天才なんでしょうけど、
ハードルあげすぎですよ。どんなスペクタクルが待っているのか鼻息も荒げに読んでもたし!
僕からしたら、ストーリーに費やす時間が多ければその分いいのができて当たり前だと思うし、他の週刊連載してるマンガと比べて、内容が濃いのは当然だし。
またその逆も然りで、時間を費やした分内容が濃くなければいけないのですよ。
ただ、それは自分の中でとどめておくべき事で、他人に強要する事ではないので、それを評価どうこうには入れてないつもりです。
今回のことで、他人の評価は参考にはなるが、飲むことはできないという事を再度確認しました。
やっぱり価値観は自分で決めないとね。
「ほんまかいや」と思うやつより、否定的な「そこまで言わんでも…」と思うやつの方がどちらかというと参考になるかもしれないですね。
他人から見てマイナス地点からの開始であれば、あとは上がるだけだったりしますしね。
何にせよ、参考程度ではありますが…
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