肩が弱い…
野球をやってる、もしくはやってた人は自分の肩が強いとか弱いとかを意識したことがあると思いますが。みなさんはどうでしょうか?
僕は野球はやっていないのですが、肩は弱い人です。
ちなみに肩が強いとか弱いとかは、野球の場合は同モーションから投げられたボールの球威によって決まるみたいですが…
僕の言っている肩が強いとか弱いとかは、別にそういう事を言っている訳ではありません。
小学生の頃(またまた小学生の頃ですが…)学区である町対抗ソフトボールの練習をしていた時です。
右手で思い切りボールを投げた時、肩が変な風にずれる感覚がありました。
が、これがまた、今までよりも数段早い球が投げれたのです。
肩がずれるような感覚については、そこそこに激痛が走りましたが、何度も投げているうちに、痛みに慣れてしまって、麻痺してしまっていました。
次の日、えらい事になってすごく肩が腫れていたのですが、怒られそうだったので、黙って氷をビニール袋に入れて、それをタオルでくるんで冷やしたりしていました。
ちなみに僕は左利きです。
なのになぜ右で投げたりしていたのか。ずばり!当時は左用のグローブは高かったし、選べなかったんですよ。
今ほど左の人もあちこちいなかったし。何より新しいグローブは高いので買ってもらえず、オトンか叔父さんのか良く分からないけど、そのお下がりを使うしかありませんでした。
グローブと言えど高かったのでね…少なくとも今よりは。
なので、右で投げて左で打つという奇妙な事になっていました。
で、球が速く感じたのは要するに、ボールを投げる瞬間に発生する遠心力に肩関節と筋力がついて行かず、でも体と繋がってるから、いい意味で手首・肘・肩と三つのバネを使う事ができたからでした…だからもちろんこの投げ方をすると距離も出るしスピードも出るのです。
しかし…やっぱり関節をずらしている事になるので、とても痛いのです。
一日一回が限度でした。痛いから。
それでも試合とかでは多用しましたが…(バックホームとかに最適なのです。)
でも当時はこれが亜脱臼とか、関節がどうこうとかいう事は全く考えていませんでした。
速い球投げるには痛みを伴う…ぐらいの認識でした。
この投げ方をした後は、実はバッティングにかなり影響が出ていました。
当たり前と言えば当たり前なのですが…
右投げ左打ちですから。その投げ方をした後のバッティングの時、右手は『払い』左手は『押す』のですが、払った時のバットの遠心力とボールをミートさせたときの衝撃に、実は肩が耐えられないのです。
つまりは、右手の払いは左手の力でカバーするのですが、左手の力はカバーに4割取られ、残りの6割で衝撃に対応する感じです。
つまり、ちゃんとミートしてもボールが飛ばないのです…
あと、衝撃で一瞬肩がずれる…
当然左利きの僕が普段右で投げてて、右で投げれなかったら左にスイッチするのは当たり前だと思うのですが。
馬鹿でしたからね。せっかく左にスイッチしても。右と同じように投げるから、左も同じように損傷するんですよね。しかも左の方が威力が強いから投げた時に遠心力も強いんですよ。
それでも小学校の時はまだそれでもよかったんですよ。別になにがどうこうって訳ではないので。
中学に入って柔道をし始めて一年が経った頃です。やってしまいました。脱臼。左肩。そしてそれを庇いながらやっていたら右も亜脱臼。
それもちゃんと直せばいいのに、同学年の実力が拮抗している奴らに負けたくなかったから、焦って、完治せずに復帰した事が原因でした。
そして、某高校のセレクションにて、ハンドボール投げがありましたが…
僕は、ほぼリタイア状態でした。同じ部活の他の子らが60mとか化け物?とか思うぐらいの数字を出している中。
僕は18mでした。本当は、思いっきり投げたかったのですが、この基礎体力テストの後にある部活の実技において、万全で臨みたかったので苦渋を飲みました。
本当は僕だってもう少しましな数字出せるんや…心の中でそう思いました。
あの時がこの肩になって一番悔しい瞬間でした。
この後も、何度も何度も脱臼・亜脱臼を繰り返すことになります。脱臼しては鍛え亜脱臼しては鍛え…
そうしているうちに、僕の肩はえらい筋肉のごついものになっていました…
でもあんまり関係ないのか鍛え方が悪いのか、それでも脱臼亜脱臼は何度もやりました。
肩を脱臼したアメフトのQBだった人が脱臼を理由に引退して「一度だけならまともなパスを出せる。でも、試合中たった一度のパスが何になる?一度だけのパスでは試合には勝てない。だからオレはアメフトを辞めたんだ」と言っていたのを何となく記憶しているのですが…それは本当によく分かります。
僕が柔道ではなく球技をやっていたなら、同じだったろうなと思います。
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