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2013年1月 1日 (火)

明日は箱根駅伝やな…

みなさん、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

今年は全然予備知識なしですが、箱根駅伝楽しみです。

というのを用意して更新したつもりが、残念ながら一日ずれていましたね。

箱根駅伝の良いところは、毎年感動のドラマが詰まっているというところですね。

感動の…というと、少し大げさに感じられる方もいらっしゃるかとは思いますが…

そもそも、ただ走るという行為になぜそれほどのドラマがあるのか。

というところにその理由があったりします。

「ただ走るだけ」という表現は、実はとても暴力的なモノだったりするのですが、そういう僕もマラソンは経験したことがあります。

学校のマラソン大会じゃないですよ…

本当のマラソンです。オープン参加のちゃんとした記録の残る大会です。

残念ながら32km地点でリアイアすることになりましたが。いつか完走してやろうと、実は今でも虎視眈々と…考えてはいるのですが、既にトレーニングは止めてしまっています。

というよりも、その怪我が治ってからというもの、マラソンからは遠ざかっているというのが本当の所です。

まあその話は置いといて、

走っている時には、本当にいろんなことを考えます。

太陽の日差しが厚いと感じたり、給水が遠いと感じたり、完走できるかな?と考えたり、膝の手術の後の事を考えたり、捻挫した足首の事を考えたり…

自分が生きてきた半生を思い起こしたりします。

すごく気恥ずかしくなるような事から、自信のみなぎる事、当然苦かった恋愛の事だって、楽しかった恋愛の事だって考えます。

センチメンタルになる時もあれば、疲れが吹っ飛ぶような時もあります。

それを繰り返しながら走って行きます。

前へ前へまた前へ…

ああ、苦しいな…足止めようかな…もう少ししたら止めようかな、ちょっとここは応援がおるから恥ずかしいな…まだいけるかな…

とりあえず、前の遅くなってるあの人抜いてから考えようかな…まだうけそうやな…もうちょっと頑張ってみようかな…

なんて事を冷静になると考え始めます。

でもそれで足を止めたことはありません。止めようにもこれまでロボットのように前にしか出していなかった足を、突然何のきっかけも無く止められないものです。

僕は元々陸上部でもなければ、長距離が得意な方でもありません。だけど走っていると止まるのが嫌でした。

爽快というにはあまりに苦しく、苦痛というにはあまりに純粋な走ると言う事に、僕は完全に魅入られていました。

楽しい。止めたくない…

走る時にいろいろな事が頭を巡ります。そして行き着く先は必ず

『ゴールしたらどんな気分だろう…』です。そりゃあ気持ちがいいだろうけど…これまで味わった事のない感覚が手に入るかもしれない。

その感覚が欲しい。この40kmの先に人間として何か大切なものを手に入れれるかもしれない。

そういう思いが自分の足を勝手に動かします。

それは、ただ僕だけじゃなく、どの選手にもあるそうです。

駅伝はそういう思いを一つにして、タスキをつなげながら走る競技です。走っている姿がテレビでは中継されますが。

僕の目に映っているのはその選手のこれまでの練習であったり、チームメイトたちの思いであったり。そういうものです。

だからドラマチックに見えたりするのです。

行ってみれば、それらは全て憶測にすぎないのですが、箱根駅伝に出るチームが、自堕落な生活を送っている訳がないのですから。

そのストイックで真っ直ぐで仲間思いの彼らが、必死になってタスキをつないでいく姿は、その練習量もさることながら、純粋な心伺わせ、見ているだけの僕まで心が澄んでいくような気持ちになります。

駅伝とマラソンは違うけどね…

年始にあるこの行事は、とても年始らしいものだと思っています。

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