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2013年1月26日 (土)

笑顔が嫌い

大学時代、友人が「人の最高の顔って笑顔やと思うねん。」と言っていました。

当時もそうだったし、少し前までそうだと同意していたのですが…最近になって少し変わってきました。

それは、もしかしたら悪く変わったのかもしれませんが…良い悪いはとにかく、考え方に変化があったことは事実です。

少なくとも、笑顔に対して、「最高の顔」と思う事はなくなりました。

まず初めに、相手の笑顔が、楽しくて笑っているのか、ただ笑顔だけを作っているのかの判別がつかないという事。

こんなの当たり前の事だけど、笑顔の奥なんて人間何考えてるかなんて分かりませんからね。

心から笑っているのであれば、やっぱりそれは最高の顔に近いのだろうとは思いますが、心から笑うってどういう笑顔なのか分からんし。他人の心は脳みそを分解してみても分かる訳がありませんからね。

良い人そうに見えても、楽しそうに見えても、優しそうに見えても、それは上っ面だけです。

そう見えるだけなのです。

社会生活ではその上っ面が重要なのです。

賢そうに見える。

できそうに見える。やり手そうに見える。

アホそうに見える。

屈強そうに見える。

運動神経良さそうに見える。

いい人そうに見える。

悪い人そうに見える。

第一印象だってその延長線上にあると思います。

僕は、歯に衣着せぬ物言いをするし、基本的に思っている事は隠せないタイプの人間です。だから、よく人前に素顔をさらすことがありますが。

他人に至ってはどうか分かりません。

いや、むしろあけっぴろげな人間を前にして、同じようになれる人の方が実は少ないのだろうと思います。

そんな中で、見る笑顔が、人間の中で一番の顔だとはとても思えない。

それに、第一に、これは昔も書いたけど、自分の笑顔が嫌いです。

他の人の笑顔がどうこうではなくて、まず、自分の笑顔はだらしないので嫌いなんですよね。

なんか気持ち悪いのです。

何かの拍子に反射している自分の笑っている姿を目にすることがあるのですが、それを見る度に、自分で「気色悪!」とか思います。

自分以外の人はそんな事無いですね。むしろ笑ってほしいと思います。

何でも楽しくしたいものです。

つまり、楽しい雰囲気が出てる顔は、たとえ笑顔に見えなくても「いい顔」に見えるのですよ。

人の最高の顔は笑顔というのではなく、人の最高の顔は楽しいときの顔ではないか?と思うようになりました。

但し、それは自分を除いてですけどね…

たまたま目撃してしまった時は本当に心底『お前もう笑うな』と思います。笑顔を止めて中途半端に笑顔とも真顔ともつかない顔になった時はもっと最悪に感じますが…

見なければ平気なんですけど、できれば一生見たくないですね。

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