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2013年1月25日 (金)

世の中の事件が…

これまた、全然、全くテレビを見てない僕としては、そんな事が起っていようとは、全く知りませんでした。

上司に「おまえ幸せな奴やな…」とあきれられてしまいました…

まさか、そんな大きな事件が世界で起こっているなんて、思いもよらず…です。

被害にあって命を落とされた方々のご冥福をお祈りいたします。

今回の事件はテロで、身元の判別も大変な状態だったそうです。

生々しい表現かもしれないですが…肉片となってしまった状態から身元を割り出さなくてはならなかったという事で…何でこんなことになったのか…

理不尽な出来事で大切な人を失った人間は、一体どこに思いをぶつければいいのでしょうか。

アルジェリアにいた人たちは別に戦争をしに行った訳では無く、ビジネスをしに行ったのです。なのに、なぜ命を、しかも悲惨な最期を遂げなくてはいけなかったのか…

もちろん、今回報道された会社の方々には僕は、縁もゆかりもありません。でも、同じ日本人で同じサラリーマンです。

どれだけ仕事が大切で、どれだけ仕事に対してひたむきに、情熱を持って取り組んでいたかという事は、国外でサラリーマンとして働いているという時点で読み取る事ができます。

運命と片づけるには、あまりにも残酷すぎるのではないかと、僕は感じます。

でもこれも、平和ボケしたこの国に生まれ、この国で育ったからこその感情なのでしょうか。

思えば、日本の国は、本当に平和です。

普通に生活していて、ミサイル攻撃を受けることも無いし、日本で無差別テロが起こる事は他国に比べて圧倒的に低い確率である事は確かです。徴兵制度も無いから、軍隊がどんなものかも知らないし、モデルガン以外、本物の鉄砲を手にする機会も、日本においてはほとんどありません。

日本で日本人が言う「明日はどうなるか分からない」という言葉と、外国で言うその言葉は、全く意味も重さも違います。

日本人が言うのは、精々リスクの高いビジネスや不治の病ですが、外国では、完全に殺されるという意味です。

思えば、この国のように、「おやすみ」と言って安心しきって眠る事ができる国が、一体どれくらいあるというのでしょう。

僕らはとても恵まれた環境で育ったんだろうという事がよく分かります。

蛇口をひねれば水が出る。コンロのつまみをひねれば火が点く。遠くに行きたい時は車がある。

事故に遭う確率はあるけど、殺害される確率はほぼ無いに等しい。

不幸な人を見て自分の幸福を知るという事では必ずしもないのだけれど、普段別に何となく過ごしているこの僕たちの社会の中では、完全に麻痺してしまってるけど。

不況だ政権交代だと言っていられるこの国はものすごく平和だと思うのです。

そういう事を考えると、先人たちが作っていたこの国は、実はとても誇らしげなものなのではないかと思えてきます。

大切にしなくてはいけないものも、この国にはちゃんとあるんですね。

ちゃんと毎日感謝しながら生活しないといけませんね…

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