閉店後すこし書き物をして
から帰路につきました。夜中に残って仕事をすることに、慣れつつある自分に、そろそろ自戒をしていかなくてはいけないと思いつつも、残ってしまいます。
夜中はやっぱりいろいろ危険ではありますからね…
まあそれはさておき、勤務を終えて一人、さっさと国道を通って帰る時。ふと、小腹がすいている事に気が付きました。
そういえば早めに晩御飯を食べたんだった…
仕事場までは家から20分弱、帰りは20分以上かかっているが、家との丁度中間距離あたりにコンビニがあります。
そういえばこのコンビニチェーンは学生の時にアルバイトしていたな…と思いながら立ち寄ります。
あれこれ置いてあるハズなのに、いつも食べているようなものを買ってしまうのは習慣でしょうか…カレーパンとホットドッグパンとセットそばを買って店を出ました。
ふと店を出た時、何やら変なにおいが…
そうですね、例えるなら公衆トイレのあの独特の嫌な臭さでしょうか。
しかし、この近くには公衆トイレはおろか公園すらないし…目の前に見えるのはガソリンスタンドと道路そして道路を挟んで、夜中光る事を止めた店舗の数々。その中には飲食店もあるからおそらくはそんな汚い管理をしているという事はないでしょう。
いったいどこから…
と出入り口から3~4歩歩いたところで辺りを見回していると…
ゆっくりとコンビニの脇から大きなトラックがゆっくりゆっくり入ってきます。恐らくは10tトラック。そのトラックの荷台には…
豚!豚!豚!豚が上段と下段に分かれて所狭しと荷台に…上に20匹ぐらい下にもおなじぐらいかな?
耳をすましてみたけど「ブヒブヒ」とは言っていませんでした。てかエンジン音で聞こえませんでした。
その車はそのままのスピードでゆっくりゆっくり、目の前のガソリンスタンドへと入って行きました。
ぬう…においの元はここからか…
とはいえ家畜の臭いという感じでは無く、人間のそれが古くなったような臭いでした。
これが豚の臭いなんだろうか…とおもいながら、その昔自分の家の近くにあった(今もあるけど)牛舎の臭いを思い出しました。もっと牛は臭かったな…
ちなみに馬ももっと臭かったと思う。
そういえば、ある日その牛舎にイタズラで訪れたとき、いつも牛なのにでかい馬が何匹かいました。変わった牛か?と言って友達にどう見ても馬やろと突っ込まれたので良く覚えています。
まあそれは置いといて、これからあいつらは…肉片として加工されるんだろうな…
と思うと少し自分の仕事の重要性を感じました。
できるだけ食べてもらう事が大切。捨てるのは最小限にすべき…
彼らは食べる為に生み出され、食べるために殺されます。食卓に並ぶ前に僕たちが店頭に並べます。
少しだけ自分の仕事の使命を噛みしめながら…意外と愛らしい豚の顔を見て思いました。
運転手のおっちゃんが給油を開始したので、僕も突っ立っているのも変だったので(既に10秒ぐらい突っ立っていましたが)車に乗り込んで、10tトラックを尻目に、まだまだこれからの夜の闇に車を走らせました。
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