いっぱい言ってた
先日、『倍返しだ!』なんて全然言ってないなんて書きましたが…
パート2ではガンガン使われていました。
ていうか、原作を読んだ後にDVDも見ました。割と忠実に原作通り物事が運んでて、ちょっと登場人物の年齢設定が違ったりしましたが…
あと、原作では、主人公のお父さん死んでないし…
でもドラマではお父さんが死んでるからこそ、お茶の間は盛り上がったというのはあったとは思います。
だって倍返しですからねえ、やられたらやり返すんですから…
前も書いたけど、教育上は良くないですけど。
ちなみに原作では取締役会議で土下座はさせないし、更に土下座の相手は常務ではないし、常務は旧S銀行ではなく旧T銀行でしたね。
最後、頭取から直接辞令をもらってましたが、リアリティをあげつらえば、人事部が辞令を出すのが普通でしょうね。
まあ、それはさておき、原作でもドラマでも
主人公は至って正しい事をしたと思います。足を引っ張る人間は全力でもって排除し、人事に抗い、使命を達成する。
時には虚勢を、時には正論を、時にはブラフを。うまく使いこなしながら、言葉巧みに、
周りをうまく利用しながら、または助けてもらいながら、難局を乗り切っていく。
しかし、乗り切った先は…
この日本社会の縮図を表しているのだろうと思います。
『出る杭は打たれる』
上司は自分に従順な部下が大切。
優秀な部下とは自分にとって逆らわず従順で、役に立つ人間の事。
俗な言い方をすると「イエスマン」です。
僕は「イエスマン」が嫌いです。でもサラリーマンである以上上に従うというのは当然の事で、すべてが全て駄目だろうとは思いません。
上の言う事を飲み込みながら、それでも部下にとって何がいいかというのをしっかり考えて判断が取れる、上のいう事にそのまま従うのではなく、上のいう事に自分の考えをを乗せてより良くなるように、悪くなるのでも、何か一点でも改善されるように考え、半分自分の考えにしてしまってから、行動に移るのが本当だろうと思いますが…
ただ言われた事をそのまま行動に移すだけなんて、ナンセンスすぎます。
僕の行けない所は真正面から行き過ぎるところだろうと思います。
そんな僕は主人公の事を他人事とは思えません。
どんだけ頑張って難局を乗り切ったとしても、最後に待っているのは出向(事実上片道切符)です。
あれは僕の未来を暗示しているのか?と思ってしまうほどです。
とはいえ、イエスマンになるのは性格上無理なので、自分がこれからつける能力として、
『うまく上司とつきあう方法を手に入れる』事です。
これはイエスマンになる事では無く、相反する意見でも共存できるように考え方を柔軟に持つこと。一見無理そうでも、妥協点を大きく持って、考える力を持つこと。
真正面以外の反論の仕方も身に付けないと。
何もかも真正面から言ってもらちが明かないですし。
一生懸命やって当たって砕けたら本も子もありませんからね…
早速勉強しなくては…
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