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2013年10月13日 (日)

偉大と取るか、滑稽ととるか…

僕にはどちらか判別はつきません。偉大と思う時もあれば、滑稽に映る時もあります。

というのは親が我が子を見る目についてですが…

僕は独身だからこそ、そういうのが偉大だと思うし、また滑稽だと思う事もあるという事。

友人は「バカ親フィルター」と名付けていましたが…

そんなに自分の子というのは特別なものなのでしょうかね。

そいつはまず、女の子を一人授かったのですが、もう可愛くって可愛くって、仕方がない感じのようでした。

「オレはこいつをアイドルにする!!」と豪語していました。

「あ・・・そう。」としか言えませんでしたが、僕が呆れているのを知ってか知らずか、なおも続ける友人O

「オレに似てきたかな?いや●●(お嫁さんの名前)かな?オレと●●のいいところをうまく受け継いでるみたいやと思わんか?芸能人で言ったら誰に似てる?」

「う…うーん…あんまり最近テレビ見てないから、最近の芸能人知らんからな…アイドルの誰かに似てるん?」

「アイドル?ちゃうちゃう、竹内●子や。」

「ほほう。」お前も奥さんもそんな要素はないがな…

と思ったけど、それは黙っておく事にした。

「それなら分かるけど、まだ如何せん小さすぎて僕には分からんかも…」

そんなやり取りをしたのが三年か四年ほど前だったと思いますが。

こいつは恐らく親バカになるだろうな…いや、もう既になってるか…

と思っていたのですが、こないだ、お呼ばれしたときに、恐らくそんな会話がでるのではないかと思っていたのですが。

知らない間に…いや聞いてはいたとは思うのですが、自分の頭の中からはすっぽり抜け落ちていたみたいで…、男の子が一人生まれててビックリしました。

にもかかわらず、友人は上の子上の子言っていました。

「お前なあ…そういうの何て言うか分かる?」

「あのな、そんなもんお前に言われんでも、お義母さんや他の人に十分過ぎる程言われてるわ。そやけどええねや、分かってやってんねんから。」

「開き直ってるやんけ…」

「そりゃ分かってても、可愛いからしゃーないやろ。」

「まあまあ、確かに可愛いけども。そないそない、アイドルとかそんなに?」

「いやいや…」と言ったから謙遜でもしやがるのかと思いきや

「もはやトップアイドル並み?」

「何が『並み?』やねん。お前な、あの▲KBやったって、お手軽感満載で登場したけども、今やテレビに出たり、いろいろソロ活動してるのはほんの一握りの人間やぞ?そんなのに自分の子供が入れるのか?」

「お…なんや、マジな感じで突っ込みか?そんなん当たり前で入れるやろ。本気出したったらええねん、そん時に。」

「そん時ってオーディションにでも行くんかい!」

「嫁に止められてるけどな。」

「それ、嫁さんはお前と同じ考えなんか?本気でアイドルとか。」

「そりゃそうやろ?」

「一緒にせんといて、それ本気で言ってんの?冗談は顔だけにしときや。」

「顔だけて、お前それ●●の顔のつくりの半分はオレやぞ!」

「そんならアイドルは無理やろ。」

「なんでやねん。」

「こっちがなんでやねん。やわ、誰がアイドル顔か。」

「お前も違うわ」

「そんな事誰も言ってないやろ」と言ってクッションでしばいていました。

「ほら、やっぱ●●ちゃんはちゃうやんか。」

「おかしいな…でもクラスで人気者らしいで。特に先生に。」

「どういう風になって先生に人気になるんや?ちょっと考えたけど想像つかへんのやけど?」

「そんなもんオレも知らんわ、魅力?」

「…ちょう、ちょいちょい親バカ挟むの止めてくれる?」

「しゃーないやん、ホンマの事ねやから。」

何が『しゃーない』やねん、と思ったけど口にはしませんでした。

この後、運動音痴という事が判明したと言う話になって、それが逆に可愛いらしいという事を聞かされたのと、ちょっと男っぽい感じになってきてるのがギャップ萌えらしいです。

近くに女の子が来たので「こんにちは、可愛いなあ」と頭を撫でてあげると、「こんにちは」と恐る恐る言って「●●ちゃん(クラスメイト)の方が可愛いよ」と返してきました。

下の子をお風呂に入れるとか言って友人は風呂に行ってしまいました。何故か嫁さんと僕とが残り、会話をしました。

「Fくんは●●を親バカだと思うやろ?でもなあ、親になったら分かると思うでぇ、●●は見た目がどうのこうのって言ってるけど、私は中身がいい子やと思い込んでるもん、悪い子やねんて考えられへんし」

「親ってそういうもんなん?」

「極端な話、実際に犯罪してるの見たとしても、何か事情があって、無理やりやらされたとか考えてまうわ。人から聞いたのなんか絶対信じひんし。例えが悪いかもやけど。」

「そりゃあ、実際やってるの見てもそのレベルであれば、他人から伝え聞いたって信じられへんわな…

「そうやねん、だからな、ちょっと親になって初めて気が付いたんやけど、親が学校に子供の事でワザワザ出張っていくのって、わかる気がするねん。」

「どういう風に?」

「前後の見境とかつかんくなって、もう前しか見れないぐらいになんねん。」

「じゃあ単純に悪い事して叱られてても、叱られるところだけ見たら『悪い事したんだな』にはならないで『うちの子がいじめられてる!!』って思うって事?」

「そう、もうホンマそう!F君の言う通り!うちの子がピンチやと思うと、もしかしたら私、善悪関係無く子供じゃない方を蹴飛ばしてるかもしれへんもん」

「ええ!!そんなんあるの実際?」

「実際は分からへんけど、理屈とか関係なく体は動くと思う。」

「そうなん…つまりは、自分の子がいじめっ子でも囲まれてたら体を張ってでも助けるって事?」

「そうすると思う」

「それって考えるよりも先に行動してまうって事?」

「うーん…わからん、けど、自分の子が良いか悪いかなんて考える余地がないんかもしれへん。」

「とにかく攻められてたら助ける感じか?」

「そうやと思う…F君ならブログとかに書いてそうやけど、あの運動会で全員1位とかにしたっていうPTAの人はたぶん女の人やと思うんやけど…」

「あ…書いたかも知らんけどちゃんとは覚えてないかな…」

「あれって自分の子供が1位になられへんから、取らせたいから全員1位とかにしたんとちゃう?」

「…そっち!?あれって確か競争社会がどうのこうの言ってたんとちゃうん?」

「建て前とちゃうかな?」

「いや…考えた事なかった…確かに、その方が辻褄が合うというか、すーっと当てはまる感じするなあ…でもなんか、問題がずれてきたような…?」

「ずれてへんよ。だって、それが母の愛やと思うから」

「…じゃあ僕全っ然理解できひんと思うわ。」

「そりゃあ…母じゃないし。」

「そんなん一生無理やんか。」

「親になったら分かるかも。」

「…それは、そうかもしれへんけどな。」

という話をしました。

ホント偉大とも取れるし、滑稽にも思える。これは友人の嫁さんが言うように母しか理解できないものなのかもしれませんねえ…

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コメント

 Fさんこんばんは、お久しぶりです。この間地元に帰りまして、帰郷の目的は秋祭りを見物する事でしたが。
 その時、恐らくはFさんが勤務されているであろうスーパーに立ち寄りました。FさんのFというのはもしかして苗字でしょうか?
 いささかルール違反ではないかとも思いましたが、今や、妻も毎日記事を楽しみに見ており、むしろ私よりも楽しんでいるようにさえ見える事もあります。私たち夫婦の興味をひいてしまっているブログの管理者様を拝見したいと思うのは、人の業というものではないかと思い、お許し願いたいと思います。
 私も妻も、Fさんと思しき人物を見ながら、何とも不思議な気分になりました。
 Fさんは想像通り、若々しく、自信に満ちた表情で仕事をされていました。私も若い頃はそうであったのかもしれませんが、今となっては義務のように仕事をこなすばかりです。
 これからを担う若者の理想はFさんのような人がいいと思いました。長時間の勤務のようですが、仕事をしているうちは苦とも思わないでしょう。
 Fさんの姿を見て、今の社会に足りないものを感じ取れる思いでした。恐らくは、会社内ではFさんへの反発も多くあるのでしょうが、今の自分を手放さないように、というのは、数年で社会人としての使命を終える先輩からの願いです。
 Fさんは社会人からの憧れとなれますよ。

投稿: ロッソ | 2013年10月15日 (火) 21時05分

ロッソさんこんばんは、書き込みありがとうございます
大宮さんの日に来られていたのですね…なんだか恥ずかしいというか、照れくさいというか…日ごろお客様の視線を気にしてはいるつもりですが、どんな場面を見られたのか、お恥ずかしい限りです
「今の自分」という表現、すごく大切にしたいと思います、実を言うと、悩んでいます。自分が正しいのか、そうでないのか。会社人として、反会社的な存在なのではないか。摘まれるために存在しているような出る杭のような存在ではないか…と
でもロッソさんのおかげで少し自信が保てそうです。
ご夫婦で見られているそうで…正直なところ、僕の記事のどこに魅力があるか、全然分かりませんが…もっともっと頑張って更新する事にしますありがとうございます。

投稿: 管理者 | 2013年10月15日 (火) 22時08分

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