« というわけで二つ目。 | トップページ | 職業旅人が羨ましい »

2013年10月 7日 (月)

設定に救いを…

少し前、自分の中でブームだった『夏目友▲帳』ですが、以前ここで紹介した事があるのですが、その時に、主人公と祖母との経緯を想像しようとして、考えてもどうにかなる事ではないからって、考える事をしないでいたのですが、

この度またCSで再放送するって聞いて、何となく考えたりしてみました。

見てない人はネタバレあります。

主人公は妖怪が見え、それによって子供の頃から周りの大人たちに気味悪がられてきました。

高校生になった今も、それを隠して生活しています。

自分の生活の中に入ってこようとする妖怪を疎ましく思っていました。

身寄りのない主人公は、幼少の頃から親戚中をたらいまわしにされてきました。行く先々で気味悪がられたり、妖怪たちの接触によって、関係がおかしくなってしまったり…

人間の世界でも彼の居場所はありませんでした。

でも、主人公は『悪いのは自分で、周りの人達はこれまでもみんないい人達だった。』と本心から言っていました。

何か切なくなる話です。

ある時、主人公夏目は妖怪に追い回され、妖怪から『レイコ…』という言葉を聞きます。

レイコとは、夏目の祖母の名前でした。

妖怪は『レイコ…名前を返せ…』と言います。

何の事か分からない主人公は当然逃げます。逃げた先で『にゃんこ先生』の封印を解いてしまい、にゃんこ先生から祖母と友人帳との関係の話を聞きます。

友人帳とは、主人公と同じように人間から気味悪がられ、遠ざけられた祖母が、妖怪相手に勝負を挑んで、負かした相手を子分として名前を記した帳面で、

その名前がある限り、名前を書かれた妖怪は持ち主の命令に逆らえないというモノです。

連戦連勝だったレイコ、その分だけ帳面は厚くなりました。

時は流れ、帳面は主人公に移りました。主人公は帳面の名前を返すことが、祖母レイコのやり残したことだとして、その帳面の名前を返す事にしました。

そして『にゃんこ先生』は主人公が名前を返す途中、命を落とすことがあった場合友人帳をもらうという約束で用心棒となる約束をしました。

そして主人公とにゃんこ先生との名前を返す物語がスタートします。

なのですが…

主人公が友人帳を受け取ったのは「遺品」としてで、ずっとずっと前に祖母は亡くなっていました。

舞台はレイコが生まれ育った土地ですが、レイコを見た事ある妖怪は、みんな一様にレイコがセーラー服の姿で、恐らくは高校生であると思われます。

早くに命を落としたと、物語では出てきていましたが…

いったいいくつで…?もしかして、高校生に近い年齢で亡くなってしまったのでは…?

しかし、子供がいたから、孫の主人公がいるわけで…

だったとしたら、レイコが愛した人とはどんな人なのか。どうなってしまったのか。

レイコの子供、つまりは主人公の親もかなりの苦労をしたはず。

人間から嫌われているレイコが愛した男性とは、どんな人だったのでしょう。

『木の下で亡くなっていた』みたいな記述がありましたが、若くして妖怪にでも殺されてしまったのでしょうか?

子供は…?預かる事になった里親はちゃんと両親の事を理解していたのでしょうか。

そもそも、レイコは一人ではなかったのでしょうか。

考えると切なくなる感じです。

和やかで、心温まる話の多い『夏目●人帳』ですが、主人公の祖母について、主人公の両親について祖父母について、生誕についての記述があまりに少なく、描かない理由には、何か黒い影でもあるのではないかと、ついつい切ない想像をしてしまいます。

救われる設定だったらいいんだけど、どうなんでしょうね…

« というわけで二つ目。 | トップページ | 職業旅人が羨ましい »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 設定に救いを…:

« というわけで二つ目。 | トップページ | 職業旅人が羨ましい »