必要の不思議
僕は本を読むのも好きなのですが、その中でも特にミステリーを読むのがすきなのですが、どのジャンルでも、気が向いたら読んでいます。
実際家で何してる?と言われたら、本を読んでいますとしか答えられません。
最近は本当に電子書籍が増えました。
わざわざ買いに行かなくても、わずか数秒でダウンロードが可能、重さもハードカバーと比べても断然軽い。
惜しむらくは、読んでいるときの感覚が本とはやっぱり違って偽物臭い事です。どう表現していいのか分かりませんが、とにかくそれが今のところ一番しっくりくる感じです。
最近は仕事関連の本とか、血液型の本とか手相の本とか、ダウジングの本とかを買って読んでいたのですが…
そろそろ、紙媒体が恋しくなってきて、今日本屋に立ち寄りました。
そこで適当に3冊ほど見繕って、「おもしろそう…」というだけで、ただ並んでいるのを手に取って買いました。
何でしょうね、ほんの一瞬で5000円近く…
こんなのポンと出す額ではないけど。買う時はいつもなぜか躊躇なく、レジでもお金を使っているという感覚がとても薄くなります…
あかんことや…とは思っていますが…レジを通過してウキウキしながら家に帰って来てからしばらくしてからです…
ちょっとまて…すぐに読むわけじゃないのになんで3冊も…2冊にしとけよ。
みたいに…
それで、その中の一冊を…どれでもよかったのでとりあえず一番上にあったのを手にしました。
まだ読み始めたばかりで、物語はまだ進んでいないのですが、なんとなく文体から、
『あ、これ多分今の僕にいるやつや…』
という事がなんとなくわかりました。なんとなくばかりですが…
小説何かを読んでいると、往々にしてそういう時があります。
今自分が求めている出来事の答えを、まさに小説の世界で、同じように再現されていることが…まあそこまで再現ってほどの事は少ないけど。
角度や業界こそ違えど…ぐらいの事はよくあります。
まあ実際は「事実は小説より奇なり」というだけあって、そんなにあてにしているわけでもないのですが、それでも『僕でもここはそうするな…』とか思う事があったり、一考の余地があるとは思います。
もしかしたら、自分が無意識のうちに題名から推察して、必要だと思うものを手に取っているのかもしれません。
だとしたら、一応に納得なのですが…
偶然とか奇跡とかにした方が、なんとなく本との出会いを感じる事ができる気がして楽しい気がするのです。
『あの時考えずに手に取ったけど、この本と出合う運命やったんわきっと。』って思った方が何か嬉しいですよね。
そういうの本は読み終えた後にギュッとしたくなります。
あ、何か変な人ですね僕…
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