« 地元 | トップページ | ジャッジメント »

2016年8月21日 (日)

花火

地元に帰った日、花火を見に行きました。

まあ、それも帰宅の理由の一つで…それまで、たまたま…ですが、15年も花火をちゃんと見ていませんでした。

毎年、1発か2発ぐらい、店の駐車場から見たり、家の近くのお地蔵さんあたりから見たり、会社からの帰り道上がっているのを見たり…

全く見れなかったりしながら、気が付いたら15年ぐらいたっていました。

地元にいながら、地元の花火大会…けっこう大きいのにちゃんと見ていませんでした。

皮肉なことに、地元を離れた時の方が見に行けたりするんですね…

実はうちのレギュラーチェーンのお店の目の前が花火の発射地点で、駐車場は…花火見物の人たちで結構にぎわってしまっていました。

それでも阻止できた方だろうとは思いますが…

去年は…どうだったのでしょうね、店ができたてだったし、大変だったのかもしれませんが。まあまだ今年はモラルのある状況だったのではと思います。

トイレは大行列でしたが…

僕は混雑を予想して結構離れていますが、歩いていきました。

連れがいればそんな事もしないのですが、情けない事なのでしょうが、別に誰かと…という訳ではないので、

一人でウォーキングを楽しみながら花火会場ちかくのうち会社のお店まで行きました。

久々の地元の空気がどうのこうの…というのはこの時の事でした。

夜は意外と涼しくて、とはいっても、ジャケットを着てたら汗だくになったかもしれませんが、着ずに家を出たので、丁度良い感じでした。

地元は夏の終わりの気配がしていました。

枚方は違うけど…

そして肝心の花火ですが。天候もよく、予定通り始まりました。

花火のあの体を突き抜ける音と見事な造形、一瞬のすばらしさというのか…大きな花火には感嘆と拍手が。小さい花火の連続には歓声が。

上がるたびに体を通り抜けていく音。空気の振動が、とても心地よく…

15年来訪れていなかった…いや訪れたのはもっと前十代の頃かもしれない…

少年の日以来の感覚に少しノスタルジーを感じながら、突っ立っていると。

メールが…『おお…ええとこやのに。』というのと同時に総務部の課長が…

「見てください、一人で花火を見る中年の写真です★」

『…』そこには花火を見ている熊のような背中が映っていました。

「いやいや、こんなん撮ってなんか意味あるんすか?」

「面白いじゃないですか」

「いやいや、全然おもんないですけど?何かニヤニヤしてると思ったら、そんな事してたんですね…」

と言っていると、ものすごく大きく弾ける音と花火の連発が始まりました。

『これで、もしかしてラストかな?』とか思いながら花火によって照らし出されている空をじっとみていました。

あれは…ひまわりか。

ひまわりは市の花です。『ひまわりの塔』なる、いるのかいらんのか分からんランドマークもあります。

そのひまわりを模した花火が次から次からどんどん上がっていきます…まるで今こそが自分の最も咲き誇る時だと言わんばかりに…

『美しい…』

その一瞬の輝きと力強さと、体を突き抜けていく感覚とが僕の心までもを弾けさせるかのようでした。

終わりかと思われた花火は、そこからも10分以上続き、僕はその美しさを存分に堪能しました。

そこまでは茶化す声もなく、メールもなく、十分楽しめました。

『来年も来たいな…』と思う反面『もうこれで15年見なくても大丈夫』と思ったり。

余韻を楽しみながら見物客たちはゆっくり動き始め、道路はまだ封鎖されていましたし、そのおかげで大渋滞していましたが、歩いてきた僕には何も関係ありませんでした。

弟が、近くを通るからというので、国道175号線にあるコンビニまで迎えに来てくれました。

ありがたい事です。

歩いて帰っても良かったですが、次の日も仕事です。弟の厚意に甘えることにしました。

そこから大阪まで高速道路を通って帰ってきたという次第です。

祖母と言い合いになってしまったり、長距離歩いたり。花火で感動したり、長時間運転したり渋滞したり。何か濃い一日だったように思います。

« 地元 | トップページ | ジャッジメント »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 花火:

« 地元 | トップページ | ジャッジメント »