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2017年3月29日 (水)

いいわリライフ

今日はリライフについての話を…

主人公は27歳の男性。去年入社した会社を3ヶ月で辞めて現在はフリーターをしているという設定…

そこにリライフ研究所のサポート課の「夜明」(ヨアケ)を名乗る人物が訪ねてきます。

聞けば主人公が研究所の開発した新薬の実験体に選ばれたという。被験者になれば、その間の生活は研究所が保証する上に、その後の就職の斡旋もしてくれるという…

その新薬というのは、飲めば体が見た目だけ高校生に戻るという…そして、その戻った体で、一年間もう一度高校生活を送ってもらう事こそがその実験でした。

あからさまに怪しいと思う主人公だったけど、酔った勢いで目覚めた時には飲んでしまっていたり…

かくして実験に参加するという形で主人公の人生二度目の高校生活が始まります。未来でも過去でもなく、現実の高校生たちと一緒の高校生活です。関係者以外にばれたらそこでリライフ実験は終了になり、主人公に関係した人全員の記憶から主人公のみの記憶を消されてしまいます。ただ、それは一年間リライフした後でも全く同じ事ですが…

で、個人的な感想としては『ええ!これ面白いやん!』でした。

主人公の年齢が27歳とあるけど、27歳はもっと若いので、恐らくは作者は更に10歳ぐらい…つまりは37歳ぐらいにしたっかたのではないかな?とか思ったりします。

というのは場面の端々でオッサンを強調してたりするのですが、実際27歳の時にはオッサンを実感することは少ないと思います。それこそ35を回らないと…

というわけで勝手に僕は主人公は初期設定37歳ぐらいだったはずで、大人の事情なり、辻褄とかで27歳になったのではないかな?と思ったりしています。

急に高校生に戻ることになった主人公は戸惑いというか、沁みついた生活を中々改善できなかったり、編入してきた事になっている、通っている高校は偏差値の高い学校で補習補習の毎日でとても苦労します。

運動もオッサンなのでそれ程できるわけでもなかったり…

だけど主人公には「コミュニケーション能力の高さ」と「経験」があり、今風の言葉(?)でいうスクールカーストの上位にいる子たちとも早々に打ち解けたり、

兄貴肌の性格を持ってて、クラスで問題があると、「自分が何とかしてあげなくては」と思って行動できたりと、高校生たちの信頼度も上々です。

僕がこの物語で好きな点は主人公が、現役高校生達にとって、勉強や技能がスペシャル(特別)ではないという点です。

当然敵いません。主人公の学力よりも高い高校らしいので、当然と言えば当然なのですが、

それでも主人公はズルしたりあきらめたりせずに、ちゃんと補習を受けて問題をクリアーしていきます。

それとは別に、友人(クラスメイト)たちのトラブルには、体当たりで大人の意見をはっきりと伝えて解決に導く。

主人公にも実は誰にも言えない心の傷があって、リライフを経験しながら、彼自身の心の傷とも向き合う事になっていて…

この主人公は、何か温かさがあって、やさしくて誠実な人だな…と何か気に入りました。

成績の面では面倒見てもらってるけど、基本主人公めっちゃ面倒見いいし。

高校が舞台だから、やっぱり恋模様とかも描かれるのですが…正直それについては別にどうでもよかったり、ちょっとしたおまけみたいに感じられます。つまりはメインテーマではないって事なのですが…

そのはずなのですが、主人公と真逆の女の子(つまりはコミュニケーション音痴で勉強ができるタイプ)を面倒見るうちに主人公の気持ちが移ってしまうのですが、主人公の取った行動が、その動機がとても主人公らしく、好ましく思ってしまいました。

まだ作品は続いているので、この先どうなるのかとても気になります。

でもこの間7巻が出たばかりだから、しばらくは続きは読めないです、もう7巻も読んじゃったので。

それでまあ、リライフも当たりだったと思って得した気分になって、

何となく青春ラブコメっていうか、ラノベ?っていうのも思ってたほど僕の中で敷居の高くないものなのかもな…

とかいう心理が初めて芽生えました。

そこで定期購読している「ダ・ヴィンチ」でたまたまサラサラっと過去のを見てたら、

「このライトノベルがすごい!」に3年連続で1位受賞の作品があるって…

それが。「やはり俺の青春ラブコメはまちがって●る。」でした。

いや、これも読みました。しかも面白くて一気に。

タイムループものではないけど、青春ドラマつながり…という事で…

そしてその作品の話はまた後日…

今日はリライフを紹介しました。

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